定期的採血
クレチン症の主な検査の中で定期的採血検査があります。乳児の場合は1,2ヶ月に1度、幼児では3ヶ月に一度、数値が安定してきたら半年に1度(病院によって異なります)の採血をして甲状腺ホルモン剤が足りているか・・・と検査をします。
クレチン症の検査の項目で主に、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、T3(トリヨードサイロニン)、T4(サイロキシン)、FT3(TBGと離れたもの)、FT4(TBGと離れたもの)(TBG=サイロキシン結合グロブリン)があります。その中でメインになるものが「TSH」と「FT4」になります。TSHが高くFT4が低い場合は機能低下症となりTSHが低くFT4が高い場合は亢進症となります。たDrによってTSHを重視する場合とFT4を重視する場合とがあります。
採血のほかに手首のレントゲン、大腿骨のレントゲン、発達テストをする場合あります。手首のレントゲンは二次障害の低身長を調べるためです。手首の骨は成長と共に増えて来るのですがそれをみながら骨の成長を調べます。大腿骨のレントゲンはクレチン症で生まれた子供さんの中には大腿骨の骨が出来上がってない子供さんもいるので調べる為にレントゲンを撮ります。
発達テストは病院によりますが、クレチン症の二次障害が起こっていないかを確認します。